かえるの双子日記。

双子(DD)男子の妊娠・出産・育児をまったり記録中。 ※ブログ内画像等の無断転載・加工・使用禁止※☆2015年11月27日出産

4泊5日のシロッカー手術&入院レポ(15w)

私が通院しているクリニックの方針では、
多胎妊婦はできるだけ初期のうちに
早産予防のため
シロッカー手術(子宮頸管縫縮術)を
受けることを推奨していました。
 
必須ではないけれど、
お守り代わりに…と承諾して当日。
 
■6/29(15W2D):入院1日目
10時に、クリニックへ。
事前の検診時に心電図やら血液やら
術前検査は終わっているため、
この日は特に何もナシ。
 
入院説明を聞き、個室に入り
自分の前開きパジャマへ着替えて、
出された昼食とおやつと夕食を食べ、
最後にシャワー。21時以降は絶食絶飲。
 
定期的にエコーチェック。
 
■6/30(15W3D):入院2日目
9:00
朝ごはん代わりの点滴開始。
 
10:00 
産褥ショーツ初着用!
別室へ行き、アンダーの剃毛をしてもらう。
帝王切開の時もするんですって。。。
 
10:30
執刀医の都合で手術予定が早まったので、
手術着に着替えて
感染予防の抗生剤の点滴開始。
 
11:00
キャスター付きの点滴台を引きながら
歩いて分娩室ではなく手術室へ。
 
術中は、もしもの時に備えて
身内(母)が個室でスタンバイ。
 
手術台の上ではペラペラの紙みたいなものを
上半身に乗せているけど、
基本全裸に近い。。。
 
麻酔担当の方と軽く挨拶をかわし、
背中に消毒液塗られた後、腰椎麻酔。
体が固いからか背中を上手く丸められず、
両側からスタッフさんに抑えてもらう。
何段階かに分けてブスリブスリとした
感触があり、そこそこ痛い。
 
※この時点で「ん?あまり麻酔効いてない…?」
みたいな違和感が。
こんなものなのかな・・・と思っていると。
 
両手足をベルトで手術台に固定され、
当然ながら大きく開脚。。。
頭に浮かぶのは「屈」と「辱」。。。
腰から下は目隠し。
内心「両手まで固定しなくてもいいのでは…」と
不安・緊張に襲われる;
 
執刀医が入ってきて、手術スタート。
「まず導尿カテーテル入れます。」と声かけ有。
 
直後、やっぱり全然麻酔効いておらず、
これだけで激痛。
麻酔増やしてもらう。
 
時間押してるんだか、執刀医お急ぎの様子。
結局あんまり麻酔の効いてる実感がないまま、
縫合作業へ。これまた激痛!
内臓を直接引っ張られてる感じ+刺すような痛み。。
 
歯をくいしばって耐えるがシャレにならない痛さ。
声は出さないが、思わず腰が逃げる。
頭の横でずっとスタッフさんが手を握っててくれるが、
無意識に力んでしまっていたハズ…。
ごめんなさい(ToT)
 
あまりの痛みに、涙が勝手に溢れてくる。
ときどき耐えきれず訴えるも、
すぐ終わります…とか言ってそのまま。
 
そりゃ確かに手術自体(麻酔・準備時間除く)は、
他の方の体験ブログでも5〜10分。
私の場合、途中の追加麻酔待ち時間が
余計にかかってるとしても15〜20分。
 
手術の部類としては短いほうだろうけど、
とにかく麻酔の効きが悪いのか、
めちゃくちゃ痛い地獄のような時間だった(><)
 
12:00ごろ 
やっと手術が終わっても、
導尿カテーテルがちょっと動くたびに激痛が走り、
手術台から移動ベッドへ
横にズレることさえ思うようにいかない。
 
術後は暫くナースステーションの隣にある
リカバリ室で3〜4時間様子見。
 
薄暗い部屋なので寝てもいいのだろうけど、
縫合のせいか下腹部がとにかくズキンズキン痛い。
導尿カテーテルに足が触れても痛い。
 
実は2年前に、乳輪下膿瘍という別の病気で
胸の部分切開手術を二回経験している私。
今回のシロッカー手術のほうがかなり手術規模小さいのに、
その時の比ではないレベルの激痛で
想定外の事態にビックリした。。。
 
リカバリ室に移ってからも痛すぎて
ひっそりベソベソしていたところ、
看護師さんが「痛み止め使えるか確認しますね」と言ってくれた。
 
痛み止め、本当にありがたい(涙)
でも術中から痛がってたんだから、
使えるなら術後すぐから使いたかった…。
 
やがて、痛み止めの使用許可降りて喜んだのも束の間。
ざ、座薬タイプ・・・(´Д` )
内心「うわー;幼稚園以来だ;;」とちょっと凹む。
 
しかも人に入れてもらうとか・・・;
妊婦さんて色んな羞恥心を
かなぐり捨てないといけないんだな・・・;;
と痛感。
 
しばらくすると少しマシに!!
 でも下腹部全体の、何ともいえない重痛さは消えず。
 時計もない空間で、ひたすら目を閉じて時間が経つのを待つ。
 
カーテンで区切られただけのリカバリ室には、
お産を終えたママさんたちも運ばれてきていて。
「無事終わりましたね〜!」と感動的なやり取りが聞こえる横で、
妊娠初期のまだペタンコのお腹を押さえて
痛みに耐える時間が流れた。
 
14:00 
母帰宅。
 
16:00
車イスに移り個室へ移動。
この時も導尿カテーテルが動いたり、
下腹部にチカラをちょっと入れるたびに激痛。
でも個室ベッドに移れて、少しホッとした。
 
<うろおぼえ シロッカー手術後の図>
点滴と導尿カテーテルに繋がれて寝たきり状態。

f:id:togokoro:20150928214740j:plain

 
 
血圧もエコーも問題なし。
だが、寝返りも打てず起き上がれもしないため、
背中やら腰やら痛くなってくる。
術後から微熱・頭痛・動悸もあり、体調は最悪。
アイスノンをもらって頭を冷やし、ただ耐える。
 
夜になっても痛みで全然眠れなかったが、
明け方少しウトウトできた。
 
 
■7/1(15W4D):入院3日目
7:00
まだまだ痛みは残るものの、昨日よりかなり回復。
多少体をズラして体重分散くらいできるようになった。
 
11:00
導尿カテーテルと点滴を外してもらえた。
まだ下腹部はヒリヒリズキズキ痛むものの、精神的にスッキリ!
清拭があり、温かいタオルで顔だけ拭けた。
 
手術後からずっと続いていた
頭痛と微熱(37度3分くらい/平熱35度台)は治らず、
薬(カロナール)を処方してもらう。
少し排尿時に出血もあり。
 
しんどさを紛らわすために、
スマホでネット動画を見まくる。
(テレビは美味しそうなものがいっぱい映るから目の毒!つけない!)
 
お昼ごはんは、完全液体のお粥もどき。
夕飯も、ほぼ液体のお粥+スープ。
味もなく、液体を一度にたくさん摂れない人間なので、
ほぼ残してしまった…(>_<)
まだつわりも残ってたし…_| ̄|○
 
■7/2(15W5D):入院4日目
食事が、お粥の病人食から通常食に戻った♪
自分で洗顔はOK。
 
下腹部の痛みはほぼ収まった!
頭痛なし。まだ微熱有。
いきなり術後に風邪ひいたのかな?と思ったけど、
どうも風邪にしてはいつもと様子が違うし・・・。
 
もしや・・・と思って、
張り止め(手術の痛みで産気づかないようにするため)の
薬のウラを見て、副作用を調べてみたら。
(点滴の種類も、感染予防と栄養液と張り止めの三種類だったし)
どうも動悸や頭痛・微熱はコレのせいではないかと・・・。
 
自分のスマホで検索して初めて知った「ウテメリン」。。
代表的な薬のようなので、知ってて当然!って感じなのかな><
 
おりものに混じる出血も少量ながら、まだ止まらず。
 
あと、病院個室に備え付けのiPad
ネット・動画が見られることに今更気づく。。
自分の携帯で動画なんか見てたら
速度制限に引っかかるため、これは有り難かった。
 
母と祖母がお見舞いに来てくれた。
 
■7/3(15W6D):入院5日目
 10:00
微熱・出血も収まる。
点滴の針を抜いてもらい、無事退院!!
 
自宅でのシャワー解禁。湯船に浸かるのは
来週の診察結果次第とのこと(ToT)
 
★追記1:麻酔について
大病院で2年前胸の手術をした時も、
1回目は部分麻酔がなかなか効かなくて、
追加追加で時間がかかった。
切開の痛みより麻酔の痛みのほうが大きかった。
半年後の2回目は、手術規模が大きくなったのもあって
全身麻酔になり、その時はスムーズに麻酔が効いたらしく
気づいたら手術が終わっていた感じ。
 
そのあたりの情報を、
今回のシロッカー手術前にきちんと
病院側へ伝えてなかった自分に反省。
帝王切開の時は、絶対あらかじめ言って
対策してもらおう…!!!
 
★追記2:費用について
入院+手術費用で、自費負担は合計9万円弱。
事前の預かり金などはなく、退院時に支払いました。 
 
 

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